他院で行われた一般的なレベルのハイブリッドインレー
18.06.11
クレア歯科クリニック 院長の平岡です。
みなさんは一般的に、保険外診療(自費診療)をしたら、
精密で長持ちするいい治療がうけられていると思っていると思います。
しかしながら実際はというと、
残念ながら自費診療でも丁寧に精密に治療していかないと、
逆に保険の治療よりも劣る治療になってしまいます。
たとえばこの写真は、ごくごく一般的なレベルのセラミックインレーですが、
あまりぴったり合っていないうえに、
まわりが茶色い線で縁取りしたようになっていますね?
下の写真は当クリニックで治療した保険の金属ですが、
保険のものと比べても、かなり精度が違うのがお分かりいただけるかと思います。
ちょっと話がそれましたが、これは、一般的には金属よりもセラミックの方が
そもそもぴったり精密にあわせにくい材料ということがまずあるのですが、
それをセットするときにきちんと調整しきれていなかったり
茶色い線は経年劣化したセメントの部分に着色が起こったりしていて、
まあ一般的にはこのような治療になっていることが多いです。
また、セラミックは薄いと強度が足りなくなるので、
きちんと治療できていないと下の写真のように、
折れたり欠けたりするというトラブルも多くなります。
同じ患者さんでしたが、3本も欠けていました。
これだけ薄ければ折れるのもしょうがないかなという…
保険の金属ならこの薄さでも折れたりしなかったかと思うので、
わざわざ保険外で治療したために起こったトラブルとも言えるかもしれません。
保険外診療は、保険に比べてお支払いは高額になりますので、
せっかくならきちんと精密に治療されることをおススメします。
精密な治療の方が、
長持ちする確立は当然高くなりますので。
次の投稿では、当クリニックのセラミック治療を
アップする予定です。
東京都 杉並区 阿佐ヶ谷北 クレア歯科クリニック
院長 平岡 達