コンポジットレジン修復(1)
17.10.02
クレア歯科クリニック 院長の平岡です。
「日々の症例を紹介していきます」のページの写真の説明です。
左上<治療前>
2本の歯と歯のあいだに虫歯があります。わずかに黒く透けているのが見えますか?
中でけっこう大きくなっていると思われますが、
ご自身で気づくことはほとんど無いでしょう。
ちなみに症状はありませんでした。
虫歯診査の原則をきちんと守って
注意深く顕微鏡や高倍率ルーペを使って調べると、
このような症状のない虫歯でも
かなりの確率で発見することができます。
ちなみにこの方は、1年以内に検診を受けておられます。
裸眼で、しかも原則をきちんと守っていなければ、見逃されてしまいがちです。
なるべく削らないで治療を受けたいという場合は、
まずはできるだけ早期にこのような虫歯を発見することが大切です。
右上<治療中>
ちょっと穴をあけると虫歯が見えてきました。
虫歯は中で大きくなっています。
左下<虫歯除去後>
注意深く、健康な部分は削らないように、
また、虫歯を取り残さないように
虫歯検知液を使いながら虫歯を取り除きました。
少し茶色っぽいところもありますが、
虫歯検知液で染まらない部分は、
取り除く必要はありません。
右下<治療後>
保険適用のコンポジットレジンを使い充填しました。
歯と歯のあいだの形もきれいに修復できました。
フロスもきちんとひっかかりなく通るようになっています。
もちろんコンタクト圧もきちんと与えられています。
このように最小限の治療で済ませるには、
やはり早期発見できることが大切です。
治療だけでなく、虫歯の検査の時にもルーペを使う理由が、
おわかりいただけたでしょうか?
東京都 杉並区 阿佐ヶ谷北 クレア歯科クリニック
院長 平岡 達